国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート50【萩の鶴】

シェリー

日本酒銘柄100種類の旅ノート。獺祭の次は？

『萩の鶴』を紹介するよ

かず

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記事の信頼性

かず

この記事を書く僕は、2016年1月に国際唎酒師を取得しました。
毎日1合たしなみ、舌を鍛えてますよーー！

国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート50【萩の鶴】

先日、僕はこんなツイートをしました。

「萩の鶴 純米吟醸」、宮城の地酒です。
宮城の日本酒は県レベルで高いので、初心者の方は迷ったら宮城頼んどけば大きく外しません🙆‍♂️

✅約9割が特定名称酒
✅全国新酒鑑評会の金賞受賞率：3年連続1位

宮城は米がいい、水もいい。米と水だけで造られる日本酒も当然、いい😊#日本酒 #萩の鶴 #宮城県 pic.twitter.com/24wtYPmixf

— かず@TOEIC900超え (@kaz_toeic950) October 11, 2020

日本酒の旅ノート50は、「萩の鶴」について解説します。

日本酒の銘柄「萩の鶴」：3分解説

萩の鶴は宮城県の日本酒です。

「宮城県？あぁ仙台…牛タンでしょ！？」と思った方、正解ww

実は、日本酒のレベルも高いんです！！たとえば、「みやぎ・純米酒の県」を宣言しており、実績も次の通り。

（出典：宮城県酒造組合HP）

今回ご紹介する「萩の鶴」は、精米歩合50%と純米大吟醸を表記できるレベルですが、あえて「純米吟醸」で出しています。

かず

ふつうの純米吟醸よりキレイな味わいになっていそう。

酒米は、美山錦を使用しています。

日本酒の銘柄「萩の鶴」：蔵元情報

1840年創業、萩野鶴酒造株式会社が蔵元です。

「萩の鶴」、「日輪田」のブランドで醸しており、日本酒ファンの間ではどちらも有名です。

温度管理にこだわる蔵

目指すお酒は「お日様と田んぼの恵みを感じられる酒」。そのために、製鋼工程中の温度にこだわっています。

酒母づくりの温度管理

酒母づくりでは、タンクが冷えすぎないように発泡シートを巻いて温度調整します。「1日で1～2℃下がると酵母が弱り、発酵過程の後半で酵母が早く死ぬので。」とのこと。

醪（もろみ）づくりの温度管理

酵母は糖を食べてアルコールを産生します。酵母が増えて発酵が活発になると温度が上がり、最終的に自分がつくったアルコールで死んでしまいます。アルコール濃度が上がり過ぎるのを防ぐために、、発酵温度は13~14℃に制御します。

かず

一般的には14～15℃、低温長期の蔵元は11℃あたり。なので、萩の鶴酒造はそのあいだですね。

「萩の鶴 純米吟醸」を飲んだ感想

ジャケ写真です。

達筆で力強い、筆で書かれたような文字で書かれています。

キャップの写真です。

キャップが紙で包まれており、開ける時「いま開けていいかなぁ」とプレッシャーがかかります。

冷酒でいただく

華やかな香りです。ひと口いってみます。

かず

甘いアタック、それでいて凛とした爽やかさを感じます。キレイな酸が甘味と混ざり、青リンゴのような味わいです。

つづいて常温でいただく

とても華やかな香りです。

かず

おぉ、青リンゴの味わいがさらに濃くなった！！甘さと酸味がほぼ同時に、重なってやってきます。

最後にぬる燗で

かず

あーキレイな酒。アップルパイ等リンゴを温めた時のやさしい味わい。冷めてくると、甘味より酸が立ってきます。キレイに切れる！！

詳細データ

「萩の鶴 純米吟醸」の個人的評価【5段階】

ひとことで言うと、「青リンゴのようなお酒」。キレイな酸が特徴的です。

お日様というよりは、山の上にある澄んだ小川を僕はイメージします。20cm程度の浅瀬、キラキラした小川に川魚が泳いでいるような。

冷酒、常温、ぬる燗、それぞれ違った味わいが感じられます。

■向いている方

というわけで、今回は以上です。