先日、僕はこんなツイートをしました。
「お金は将来のために貯金しいや」
僕が親から学んだ金融知識です。あれから30年が経ち、米国ETFをクリック1つで買える時代になった。その中でも高配当ETFの積み立ては不労所得をつくっていく再現性の方法です。僕も真似して2030年FIRE予定😌無限にあるETFからおすすめ3つをブログで解説します。#投資— かず@TOEIC900超え (@kaz_toeic950) November 14, 2020
僕が親から学んだ金融知識です。
あれから30年が経ち、米国ETFをクリック1つで買える時代になった。
その中でも高配当ETFの積み立ては不労所得をつくっていく再現性の方法です。
僕も真似して2030年FIRE予定😌無限にあるETFからおすすめ3つをブログで解説します。
今回は、このツイートを深掘りします。
【米国ETFブログ】高配当ETFおすすめ3ファンドはこれ!【保存版】
結論からいえば、「VYM、HDV、SPYD」です。
投資初心者が高配当米国ETFの積み立てをするなら、この3つの中から選びます。
まずは、各ETFの概要をざっくり把握
どれも高配当株の詰め合わせパックですが、中身が違うのでパフォーマンスは変わります。では、どのような違いがあるか、まずはざっくり確認します。
VYM | HDV | SPYD | |
配当利回り | 4.00% | 4.19% | 5.05% |
経費率 | 0.06% | 0.08% | 0.07% |
銘柄組み換え | 年1回 | 年2回 | 年4回 |
配当利回り
配当利回りは全て4%以上、SPYDが5.05%と最も高いです。ETFの価格が上がれば配当利回りは下がり、逆に価格が下がれば利回りは上昇します。
配当利回りが4%を切ると、ちょっと割高だなと思ってもらっていいかと思います。
経費率
経費率とは、米国ETFを保有したときにかかる年間の維持費です。
たとえば、経費率0.1%の米国ETFを10000円保有していると、年間10円のコストがかかります。
積み立て投資は、この経費率に厳しくならなければ成功しません。目標は0.1%、高くても0.2%に抑えます。
上記おすすめ3銘柄は全て0.1%を切っており、とても優秀です。
銘柄組み換え
米国ETFは色々な企業の詰め合わせパックです。これ1つ買うと複数企業をまるっと買うことになるので、個別株購入と比べてリスク分散できる点が特徴です。
銘柄組み合えというのは、詰め合わせパックの中身を入れ替えることです。イケてない企業を出してイケてる企業を入れるという、リバランシングを自動的に行う頻度が、ETFにより異なります。
次に、米国ETFの中身をチェック
「じゃあ、詰め合わせパックの中身はどんな企業?」という疑問が生まれます。
そこで、3つの米国ETFの中身と割合を調べた結果が下図になります。
VYM (2020年10月31日) |
HDV (2020年11月12日) |
SPYD (2020年11月12日) |
|
1 | Johnson & Johnson 3.70% |
AT & T 8.88% |
Invesco 1.69% |
2 | Procter & Gamble 3.50% |
Exxon Mobil 8.46% |
Ventas 1.57% |
3 | JPMorgan Chase 3.10% |
Johnson & Johnson 6.53% |
Regions Financial 1.56% |
4 | Verizon Communications 2.40% |
Verizon Communications 6.38% |
Xerox Holdings 1.54% |
5 | Pfizer 2.00% |
Chevron 6.01% |
International Paper 1.53% |
6 | Walmart 2.00% |
Pfizer 5.42% |
Comerica Incorporated 1.52% |
7 | AT & T 2.00% |
Coca-Cola 4.14% |
Fifth Third Bancorp 1.50% |
8 | Comcast 2.00% |
Pepsico 3.69% |
Public Storage 1.47% |
9 | Merck & Co. 2.00% |
Cisco Systems 3.64% |
Welltower 1.46% |
10 | INTEL 1.90% |
Merck & Co 3.59% |
Trust Financial Corporation 1.45% |
(2020年11月16日現在の最新情報)
ジョンソンエンドジョンソン、P&G、エクソンモービル、ゼロックス等、米国のグローバル企業が多く入っていることがわかります。
つまり、個別で買うとめちゃくちゃ資金が必要になるが、これらの米国ETFを購入すれば詰め合わせパックの中に入ってくるということです。
よくわからないベンチャー企業を買って成長を祈る投資スタイルより、はるかにリスクが低い投資方法です。
VYM、HDV、SPYDのトータルリターンは?
VYM, HDV, SPDYについて、2016年1月を基準としてトータルリターンをexcelで計算しました。
【結果】
1. VYM:121%
2. HDV:111%
3 SPYD:95%SPYDの低調はリートが原因だと思います。コロナの影響で不動産業界は未だ苦しい状況。一方残り2つはプラスになってることが分かりました🙆♂️#投資 #米国ETF pic.twitter.com/c5xp0CDx1u
— かず@TOEIC900超え (@kaz_toeic950) November 16, 2020
【結果】
1. VYM:121%
2. HDV:111%
3 SPYD:95%
SPYDの低調はリートが原因だと思います。コロナの影響で不動産業界は未だ苦しい状況。一方残り2つはプラスになってることが分かりました🙆♂️
「リスクが低い投資方法は分かった。じゃあリターンはどうなの?」と思いますよね?
そこで、2016年1月時点の価格を1としたとき、それぞれのトータルリターンを計算したグラフが下図です。
■2020年10月時点での順位
- VYM:121%
- HDV:111%
- SPYD:95%
価格が最も上昇した米国ETFはVYM、次いでHDVです。SPYDについては、95%という結果となりました。
2020年2月から急落しているのは、新型コロナの影響です。4月に底を打ちそこから回復基調ですが、SPYDは苦しんでいます。
この原因は、SPYDが含むREIT(リート)にあると思われます。
【ETFブログ】米国高配当ETFは、VYM1択で決まり?
トータルリターンから判断すれば、妥当な結論だと思います。しかし、僕はVYMとHDVの分散投資が良いと考えます。
なぜなら、セクターが異なるのでリスク回避になるからです。
下図はVYM、HDV、SPYDのセクター別割合を調べた結果です。
VYM (2020年10月31) |
HDV (2020年11月12日) |
SPYD (2020年11月12日) |
|
1 | 金融 18.90% |
ヘルスケア 19.75% |
金融 25.97% |
2 | 生活必需品 14.30% |
エネルギー 18.52% |
不動産 18.19% |
3 | ヘルスケア 14.10% |
通信技術 15.33% |
公益事業 11.64% |
4 | 公益事業 10.10% |
生活必需品 13.23% |
エネルギー 10.67% |
5 | 資本財 9.80% |
公益事業 10.65% |
通信技術 8.93% |
6 | 情報技術 8.70% |
金融 7.02% |
電気通信 7.39% |
7 | 電気通信 8.20% |
情報技術 6.87% |
素材 7.39% |
8 | 一般消費財 6.40% |
資本財 6.57% |
生活必需品 4.51% |
9 | エネルギー 5.20% |
素材 0.87% |
一般消費財 3.67% |
10 | 素材 4.30% |
一般消費財 0.70% |
ヘルスケア 2.36% |
VYMとHDVのベスト3を比較すると、VYMのトップ1「金融」はHDVでは6位ですね。また、HDVトップ2の「エネルギー」はVYMでは9位です。
どちらか一方に集中投資するより両方に投資した方が、リスク分散の点で優れると考えます。
VYMとSPYDだとトップ1が金融でかぶっているので、分散効果は薄いと思います。
【米国ETFブログ】高配当ETFおすすめ3ファンドはこれ!【まとめ】
- 高配当米国ETFを始めるなら、VYM、HDV、SPYDの中から選ぶ
- 2016年からのトータルリターンはVYM→HDV→SPYDの順
- 毎月の積み立て額がある程度ある場合は、VYMとHDVの分散投資
高配当米国ETFの積み立て投資は、時間をかけて資産を増やす方法の1つであり、再現性の高い方法です。毎日コツコツ買うだけなので、むしろ色んなことを試したい欲求を抑えることが必要です。
投資は自己責任です。私の記事だけを参考にするのではなく、他の発信者の情報も見て、最後は自分で判断しましょう。
というわけで、今回は以上です。
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