国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート39【秋鹿】

シェリー

日本酒銘柄100種類の旅ノート。開運の次は？

『秋鹿』を紹介するよ

かず

本記事の内容

記事の信頼性

かず

この記事を書く僕は、2016年1月に国際唎酒師を取得しました。
毎日1合たしなみ、舌を鍛えてますよーー！

国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート39【秋鹿】

先ほど、僕はこんなツイートをしました。

「秋鹿 ひや 純米」を買いました。大阪の地酒です。
大阪のような都会でウマい日本酒作れんのかよ？と思うかもですが、中心から離れて郊外に行けばド田舎、失礼、、川にホタルがいるくらい自然豊かな地域、田園地帯があります。
飲んだ感想を今夜ブログにアップします#日本酒 #純米酒 #秋鹿 pic.twitter.com/2Ndc5iSmAL

— かず@TOEIC900超え (@kaz_toeic950) September 3, 2020

日本酒の旅ノート39は、「秋鹿」について解説します。

日本酒の銘柄「秋鹿」：3分解説

秋鹿は、大阪府の地酒です。

「大阪みたいな都会で日本酒なんか造れるの？空気とか水とか大丈夫？？」

大阪に馴染みがない人は、そう思うかもしれません。確かに人口800万の大都市ですが、大阪市から離れて郊外に行くとド田舎、失礼、、、自然がいっぱいな地域があります。北部の京都や兵庫との隣接地帯や南部では奈良、和歌山と隣接するあたりとか。市内より涼しく川にはホタルが生息しています。

「大阪の地酒とは？」と訊かれて僕が連想するのは、片野桜とこの秋鹿です。今回は「秋鹿 ひや 純米」を紹介します。

秋鹿で唯一の夏酒

アルコール度数が15度と低めで、暑い夏に飲みやすく爽やかな辛口酒だそうです。現在大阪に住んでいることもあり、秋鹿は何種類か飲んだことがあり、直近では「純米無濾過 八八八」を飲みました。

この「秋鹿 ひや 純米」の特徴は、醪（もろみ）から搾ったあと何も手を加えず０℃で低温貯蔵し、瓶詰めの時に１回火入れしている点です。いわゆる生貯蔵酒とよばれるお酒です。

■火入れによる名称まとめ

かず

火入れを1回しかしていないから、フレッシュな状態を保っているよ。

日本酒の銘柄「秋鹿」：蔵元情報

1886年創業、秋鹿酒造有限会社が蔵元です。

大阪府北部の最北部「北摂連山」に囲まれた能勢にあり、140年続く老舗企業です。大阪といったら暖かく雪は降らないイメージですが、厳しい寒さで酒質が鍛え抜かれる環境です。

秋鹿酒造有限会社の特徴

酒造りは米作りから

秋鹿酒造は創業140年にわたり、米作りから酒造りまで一貫して行っています。

多くの酒蔵は玄米、あるいは精米済みの米を買って酒造りを行います。しかし、秋鹿酒造は近隣町内農家から購入しつつ、自営田をもってます。

かず

1995年から無農薬の山田錦栽培を始め、2012年にはモミ・米ぬか・酒かすを肥料にした「循環型無農薬有機栽培」に取り組んでいます。

つまり、日本酒は土づくりから始まるとの考えです。

全量純米酒のこだわり

秋鹿で造られるお酒は、すべて純米酒です。醸造アルコール添加酒は完全廃止しています。

料理と一緒にのむ食中酒がコンセプト、旨味たっぷりで個性豊かな酸が特徴です。コシが強く、冷酒・常温・燗酒どの温度帯でも味が崩れない。。。大阪を代表する蔵元です。

「秋鹿 ひや 純米」を飲んだ感想

ジャケ写真です。

涼しげなブルーボトルに入れられています。原料米は山田錦100%！！

かず

生貯蔵酒なので、冷酒と涼冷え（15℃）で飲み比べてみたいと思います。

冷酒でいただく

香りはほぼなし。ひと口いっていみます。

かず

甘味は控えめ、少し苦味を含んだキレのある味わいです。酸が辛口の輪郭をつくり後味はキリッと引き締まっています。アルコール度数が低いので、スッキリ飲みやすいですね。

続いて凉冷えで♪

鶏そぼろごはん、冷ややっこ、サラダに合わせてみました。ひと口いってみます。

かず

あーーさらにシャープ！秋鹿らしいキレ味で食事との相性よく、口の中をスッキリ洗い流してくれます。冷酒に比べて旨味を感じます。甘味はほんのすこし...甘味がないのに旨味があるっていうのがオモロイ

詳細データ

「秋鹿 ひや 純米」の個人的評価【5段階】

一言でいうと、「清涼感のある辛口酒」です。アッツイ夏にグッと飲むと和みます。癒されます。。。

■向いている方

というわけで、今回は以上です。