国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート40【田酒】

シェリー

日本酒銘柄100種類の旅ノート。秋鹿の次は？

『田酒』を紹介するよ

かず

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かず

この記事を書く僕は、2016年1月に国際唎酒師を取得しました。
毎日1合たしなみ、舌を鍛えてますよーー！

国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート40【田酒】

先ほど、僕はこんなツイートをしました。

「田酒 特別純米酒」を買いました。青森の地酒です。
日本酒ファンは知ってるかもですが、田酒はとても人気の銘柄。店で頼むとプレミア価格になります。なので取扱いのある酒屋で入荷時店頭購入がベストです。次に酒屋のオンラインサイト
飲んだ感想を今夜ブログにアップします#日本酒 #純米酒 #田酒 pic.twitter.com/i734dqoYue

— かず@TOEIC900超え (@kaz_toeic950) September 4, 2020

日本酒の旅ノート40は、「田酒」について解説します。

日本酒の銘柄「田酒」：3分解説

田酒は、青森県の地酒です。

青森といえばリンゴや大間のマグロが有名ですが、自然豊かな大地から醸される「陸奥八仙」や「桃川」などの日本酒も有名です。

その中でもダントツの人気を誇るのが「田酒」です。今回は、その中で最も定番の「田酒 特別純米」をご紹介します。

地元産「華吹雪」を使用

この特別純米酒は田酒を代表する銘柄であり、オーソドックスな純米酒として知られています。「華吹雪」で仕込むことにより、フレッシュな果実香が立ち、甘味と丸みのある酸味のバランスが良いお酒です。アルコールのとげ感はありません。

かず

田酒は現在プレミアがついており、お店で飲む時の価格は基本的に高め設定になっています。なので、瓶で買って宅飲みがコスパ最強。酒屋のオンラインで買えば送料はかかりますが、リーズナブルに買えます。

日本酒の銘柄「田酒」：蔵元情報

1876年創業、株式会社西田酒造店が蔵元です。

「田酒」は蔵の新銘柄として1974年に生まれました。

田酒が生まれたきっかけ

それまでは「喜久泉」のみでした。戦後に入るとほどんどの蔵がそうしたように、アルコールや糖類を添加する製法で造っていました。

そんな中、「もう一度原点に帰って、本物の酒を造りたい」という先代の試行錯誤の末、田んぼの米だけで造られるという意味を込めて「田酒」と名付けた銘柄が誕生しました。

しかし、今のような人気ブランドになるまで6～7年かかったそうです。雑誌に取り上げられたことをきっかけに東京で火がついたことが始まりとのことです。

活性炭ろ過の撤廃

日本酒の製造工程には、活性炭でろ過する工程があります。

これを行うことで雑味や色、ひね香を取り除くことができる一方、米の旨味も減ってしまう欠点がありました。

そこで2003年、活性炭ろ過を一切やらない経営判断を下しました。米を磨くことで雑味を抑え、温度管理を徹底することでひね香を抑えるようにしたのです。

なので、西田酒造店には至るところに温度計が置かれています。

味の含みと幅がありつつ、口に残る重たさがない飲み口。青森特産のホタテやヒラメ、マグロ等の海産物だけでなく、多くの和洋食に寄り添い美味しくする。そんな日本酒を目指す蔵です。

「田酒 特別純米酒」を飲んだ感想

ジャケ写真です。

茶色の瓶に白のラベルで「田酒」と表記。とてもシンプルです。

キャップと裏ラベルの写真です。

かず

生貯蔵酒なので、冷酒と涼冷え（15℃）で飲み比べてみたいと思います。

冷酒でいただく

フルーティな香りがほんのりします。ひと口いっていみます。

かず

マスカットのようなみずみずしいアタック！！果実味が口いっぱいに広がる...苦味やアルコールの引っかかりがないので、初心者に飲みやすいお酒ですね。

続いて凉冷えでいただく

　豚肉とたまごを甘辛いだしで煮込んだ料理と合わせました。ひと口いってみます。

かず

冷酒より酸が立ちます！！果実味が相対的に少し弱くなり、フレッシュな味わいが強くなります。涼冷えの方がバランスが良い印象です。

詳細データ

「田酒 特別純米酒」の個人的評価【5段階】

一言でいうと、「飲むと落ち着くバランスの酒」です。まじでほっこり癒されます(^^)

■向いている方

というわけで、今回は以上です。