【国際唎酒師おすすめ】燗で旨味がふくらむ実力派日本酒おすすめ5選！

シェリー

日本酒の燗ってツンとするアルコールのにおいとか苦手にゃあ。
燗でうまい日本酒ってあるにゃ？

このような疑問にこたえます。

本記事の内容

記事の信頼性

かず

この記事を書いている僕は、2016年1月に国際唎酒師を取得しました。
取得後も燗酒を毎日1合たしなみ、舌を鍛えています。

今回紹介する日本酒は、全て自分で買って飲んでいます。

燗で旨味がふくらむ実力派日本酒おすすめ5選！

結論はこの5銘柄です。

燗で旨味がふくらむおすすめ日本酒5選の詳細

大七

神亀

日置桜

真澄

独楽蔵

「旨味の多い日本酒（純米酒）は燗がおすすめ」の理由

なぜなら、「温めることで旨味がふくらむ」からです。

たとえば、今僕が飲んでいる黒松仙醸のラベルです。

原材料名が米（米こうじ）だけ、アルコールや添加物が書いていない純米酒です。

精米歩合は70%、高くもなく低くもないレベルです。

旨味と精米歩合

旨味とはアミノ酸で、米由来のタンパク質が分解したものです。

タンパク質は酒米の周りに多くあるので、精米歩合が高い酒米で醸すと旨味・滋味ある日本酒ができる傾向にあります。

「日本酒の燗はマズイ」イメージが蔓延した理由

なぜなら、日本酒の質を落としたからです。

三倍増醸酒という日本酒黒歴史

熱燗って「マズイ」、「悪酔いする」イメージないですか？
僕は大学時代、居酒屋で日本酒を飲んでまさにこんな印象だったんですよね。

なぜなら安い日本酒は、できたもろみの2倍量アルコールと添加物を加えて3倍にかさ増ししていました。

当時の僕はそんなこと知らず、「日本酒＝マズイ、二日酔い」というイメージを持ってしまいました。

シェリー

なんで三増酒ができたにゃ？

第二次手世界大戦時の満州国（今の中国東北部）で生まれたんだ。
寒いので冬に凍ってしまうし、さらに戦況が進んで米不足になったので、米の使用量を減らして日本酒を作る研究が国主体で行われたんだよ

かず

シェリー

にゃるほど。当時は必要だったんだね。

ところが戦後、米が安定してからもつくられ続けたんだ。3倍に薄めるから儲かるでしょ？

かず

シェリー

ふむふむ

んでビールやワインが日本に広まってくると、「甘ったるくベタベタする」、「ひどい二日酔いになる」というイメージが日本酒に定着したんだ

かず

居酒屋の知識不足とオペレーション問題

たいていの居酒屋は冷酒の提供やん？
燗にするには人件費がかかるからね

かず

シェリー

メニューで「日本酒（冷・燗）」とか見たことあるにゃ

確かに。でも日本酒の種類は選べなくて、普通酒の場合が多い。
レンチンで熱々にして出す店もまだまだ多いね

かず

まとめ

上原 浩さんという酒造技術者が「酒は純米、燗ならなお良し」という言葉を残しています。

常温とお燗を飲み比べることで、甘味や旨味がふくらむことによる明確な違いが分かります。

僕は薪ストーブの天板で温めた燗酒が大好きなのですが、焚いていない時はツインバード社の酒燗器を使っています。
人肌燗～飛切燗をレバー1つで自由に温度調整が可能です。

4,000円弱で買えるので、飲み会1回ガマンすれば家で燗酒を無限に楽しめます。
2015年から使って壊れないタフなヤツです。

日本酒のポテンシャルにきっとビックリすると思いますよ。

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