本記事の内容
- 不老泉、蔵元に関する情報
- うすにごり生原酒を飲んだ感想
- 飲んだあとの個人的評価
記事の信頼性
毎晩1合たしなみ、舌を鍛えつつ人生ゆるく生きています。
国際唎酒師が選ぶ日本酒!銘柄100種類の旅ノート1【不老泉】
先日ぼくはこんなツイートをしました。
【日本酒】不老泉 純米吟醸 新酒生酒(5段階)
香り:なし
甘味:4
酸味:4
旨味:4
苦味:3
総合:5濃縮果汁のようにジューシー、もしくはカクテル。このお酒だけで完結。食と合わせるなら甘酸っぱいエビチリや酢豚か。詳しくは明日のブログで#日本酒 #純米酒 #不老泉 https://t.co/bsF7Cu0KrC
— かず@TOEIC900超え (@kaz_toeic950) April 30, 2020
日本酒の旅ノート初回は、「不老泉」について解説します。
その中でもうすにごり生原酒を取り上げます。 不老泉は過去何種類か飲んでいますが、これは初めてです。
日本酒の銘柄「不老泉」:1分解説
不老泉は滋賀にある上原酒造が造る日本酒です。
人工酵母を加えず、古くから蔵に住み着く酵母を使った山廃仕込みが特徴です。
山廃仕込みとは、蒸米・麹・水を櫂(かい)でかき混ぜる「山卸(やまおろし)」という作業を廃止した仕込み方法のことです。
日本酒はよく「辛口か甘口か?」で表現されがちですが、不老泉は米のコクがのった「旨口」です。
蔵元情報
蔵元は上原酒造、琵琶湖の西に位置します。比良山系から「比良おろし」が吹き降ろし、冬は30cm程積雪します。
蔵内に井戸があり、1年を通して軟水の伏流水がコンコンと湧き出ています。
機械に頼らない伝統製法、年間500石の生産高です。
名称 | 上原酒造 |
創業 | 1862年 |
住所 | 滋賀県高島市新旭町太田1524 |
電話番号 | 0740-25-2075 |
年間数量 | 一升瓶換算で5万本 |
日本酒の銘柄:不老泉 山廃純米吟醸 うすにごり
今回購入したお酒です(一升瓶)。生酒なので冷蔵で売られていました。
生酒とは、火入れと呼ばれる加熱殺菌工程をしていないお酒。酵母が生きたままなので、アルコール発酵が進みます。
キャップには「迪(みち)に恵(したが)へば吉(きち)」と刻まれています。
これは中国の古典『書経』の言葉で、要約すると「人の道を怠らず励めば吉となる」という意味です。
しっかりと丁寧に造る意志を感じますよね。
分かりにくいかもしれませんが、おりがあり若干にごっています。
まずは冷酒で
香りはなし。 口に入れた瞬間、「これは濃縮ジュースですか?」と思うほどの凝縮感!
ゴクリと飲み込むと、甘み旨み、フレッシュな酸味がブワッと爆発します。
このお酒だけで完成形。 食と合わせるならエビチリや酢豚など甘酸っぱいものと合わせてみたいですね。
燗酒での味わい
続いて上燗で。
う〜んうまいよ。うまいんだけど冷酒ほどのインパクトはないです。
冷酒の時の力強いアタックが弱く、少しボヤけます。
ふだんは燗酒を好みますが、これは冷酒の味わいの方が好きですね。
銘柄 | 不老泉 山廃純米吟醸 うすにごり生原酒 |
産地 | 滋賀県 |
種類 | 純米吟醸酒 |
精米歩合 | 59% |
原料米 | 山田錦 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 2.0 |
アミノ酸度 | 1.8 |
酒母 | 山廃 |
アルコール度数 | 17度以上18度未満 |
製造年月 | 令和元年12月 |
杜氏 | 横坂安男 |
価格 | 3,150円(1,800ml) |
Amazon公式サイト | なし |
日本酒の銘柄「不老泉」5段階評価
総合評価は☆5の満点です。
正直、不老泉は何度も飲んでいるので味のインパクト、コシの強さは知っていました。 ただ、この銘柄は初めてで、今までもっていた燗酒のイメージをぶっ壊してくれました。
見つけた時は、ぜひ一度飲んでみてください^^
-
【2020】国際唎酒師が飲んだおすすめ日本酒トップ5【初心者OK】
ふりがな
続きを見る