国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート30【若波】

シェリー

日本酒銘柄100種類の旅ノート。あぶくまの次は？

『若波』を紹介するよ

かず

本記事の内容

記事の信頼性

かず

この記事を書く僕は、2016年1月に国際唎酒師を取得しました。
毎日1合たしなみ、舌を鍛えてますよーー！

国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート30【若波】

先ほど、僕はこんなツイートをしました。

「若波 純米吟醸 壽限無」を買いました。福岡の地酒。九州は芋焼酎のイメージですが、福岡はわりと酒蔵もあります^^
壽限無（じゅげむ）と読みます。これ米の名前なんですよね。どんな味か楽しみ！！夕方飲んで特徴と感想をブログにアップします😊#日本酒 #純米酒 #若波 pic.twitter.com/zy5HsHMUsN

— かず@TOEIC900超え (@kaz_toeic950) August 18, 2020

日本酒の旅ノート30は、「若波」について解説します。

日本酒の銘柄「若波」：3分解説

若波は、福岡県の地酒です。

九州 福岡といえば、日本酒より焼酎の方がイメージ強いかもしれません。確かにうまい芋焼酎はありますが、とはいえ日本酒の酒蔵も結構あるんですよね。

「若波」は発売から10年を迎えたお酒。全国40店舗の特約店でしか買えない隠れた銘酒です。

今回は、その名の「若波 純米吟醸 壽限無」を紹介します。

壽限無＝米の名前

寿限無（じゅげむ）とよびます。実はこれ、福岡県の酒米なんですよ。

認知度はまだまだ低く、福岡県にある酒蔵の一部が使うに留まっています。名前にインパクトがあるので、一度聞くと覚えちゃいます(^^;)

日本酒の銘柄「若波」：蔵元情報

1922年創業、若波酒造合名会社が蔵元です。有明海に向かって流れる筑後川のそばにある小規模な蔵です。

この蔵には、３人の主役がいます。

若波酒造はもともと今村本家酒造から分立したもので、今村 友香氏と喜一郎氏はその血筋を引いた姉弟です。友香氏は大学卒業の年に、お父さんの体調不良を機に蔵に手伝いに戻ることに決めたそうです。

当初は酒造りの道を望んでいなかったらしいですが次第に魅了され、2006年に九州初の日本酒蔵女性杜氏となりました。2020年現在でも、女性杜氏は全国でも稀です

かず

大ヒットした福岡特産いちご「あまおう」使用のリキュール開発者が、友香氏です。

その後、実弟の嘉一郎氏が28歳で蔵に戻り、さらに秋田県の酒蔵で働いていた庄司隆宏氏（現杜氏）を口説いて「チーム若波」が誕生しました。2010年、酒質設計から始めた「若波」ブランドを立ち上げました。

■「味の押し波　余韻の引き波」がコンセプト

「若波 純米吟醸 壽限無」を温度別に飲んだ感想

ジャケ写真です。

茶色の瓶にライトブルーのラベル。波の模様をかたどったデザインに「若」と書かれたシンプルなものです。

かず

シンプルで力強いロゴ。一度見たら覚えられます。

キャップと裏ラベルの写真です。

冷酒でいただく

香りはなし。ひと口いっていみます。

かず

おぉやわらかな甘さ、やさしいアタック。そして透き通るようなドライ感。まるで波止場で寄せて返すおだやかな海のようです。甘味は青リンゴに近い感じ。喉に引っかかることなくすぅーっと落ちていきます。

続いて凉冷えで♪

上立ち香は相変わらずなしです。ひと口いってみます。

かず

『うわっ酸だ！！』思わず言っちゃいました。さっきのおだやかな海とは違って、飲み込んだ後に酸が立ちます。甘酸っぱい酸、、、うまいなぁ。

詳細データ

「若波 純米吟醸 壽限無」の個人的評価【5段階】

一言でいうと、「甘酸っぱい酸押して返す酒」です。冷やすと本当に波のような押し引きが感じられます。

■向いている方

というわけで、今回は以上です。