外国人によく訊かれる質問やイロハを教えてほしいにゃあ。
このような疑問にこたえます。
本記事の内容
- 外国人からよくある質問を知ることができる
- 日本酒を英語で説明する時のポイントが理解できる
記事の信頼性
毎晩1合たしなみ、舌を鍛えつつ人生ゆるく生きています。
日本酒を英語でどう説明する?国際唎酒師が3つのポイントを教えます
日本酒の説明は、①外観、②香り、③味わいの順に説明すると簡潔にまとめられます。
日本語でも英語でも同じです。ただ、外国人に説明する時は、「日本酒って何?」っていうところから始まります。
なぜなら、日本酒について全く知らないことが多いです。
【日本酒を英語で説明】よくある質問ベスト3
ぼくは輸入商社に勤めており、海外10ヶ国から商品を仕入れています。
そのため、来日した仕入先との会食や接待で日本酒を紹介する機会があります。
日本酒を初めて飲む方が多く、この3つの会話になることが多いです。
- What is Nihonshu?(日本酒とはどんなお酒?)
- What is the difference between Nihhonshu and wine?(日本酒とワインは何が違う?)
- What is the difference between Nihhonshu and whisky?(日本酒とウイスキーは何が違う?)
What is Nihonshu?(日本酒とはどんなお酒?)
簡潔に要領よく返します。
Nihonshu is fermented liquor.
Nishonshu culture has around 2000 years.
It is made from rice, so it is called “rice wine”, very tasty.
【和訳】
日本酒は醸造酒で約2000年の歴史があります。
米からつくられ、「rice wine」と呼ばれる味わいあるお酒です。
What is the difference between Nihhonshu and wine?(日本酒とワインは何が違う?)
Both are fermented liquor, but fermentation process is different.
Wine is from grape, which is sugar.
Nihonshu is made from rice, which is starch.
So The step from starch to sugar is needed.
【和訳】
どちらも醸造酒ですが、発酵のプロセスが違います。
ワインはぶどう、つまり糖からつくられ、日本酒は米、つまりでんぷんから作られます。
なので、でんぷんから糖へのステップが(日本酒には)必要です。
What is the difference between Nihhonshu and whisky?(日本酒とウイスキーは何が違う?)
Whiskey is distilled liquor and made from barley.
Blending and aging in a oak cask are popular, but nihonshu is not.
【和訳】
ウイスキーは蒸留酒で大麦からつくられます。
ブレンドやオーク樽で熟成させますが、日本酒は違います。
日本酒を英語で簡潔に説明するコツ
外観(appearance)香り(aroma)、味わい(flavor)で組み立てます。
外観(appearance)
色(color)と粘性(viscosity)に注目します。
- The color is a little bit yellowish.(少し黄色みがかかっています)
- The viscosity is low.(とろみは少ないですね)
香り(aroma)
わかりやすい香りに例えて表現します。
- The aroma is like apple.(りんごのような香りです)
香りのカテゴリ
- 花:ゆり(lily)、すみれ(violet)
- フルーツ;りんご(apple)、バナナ(banana)、桃(peach)
- その他:バター(butter)、ヨーグルト(yogurt)、米(rice)
味わい(flavor)
6つポイントから、際立ったものを1~2つピックアップして説明します。
- 最初の強さ(attack)
- 舌触り(texture)
- 複雑性(complexity)
- 甘辛度(sweet, dry)
- 濃度(light~full body)
- 含み香(after flavor)
The taste is sharp and dry.(シャープな辛口ですね)
まとめ
日本酒は、日本人よりむしろ外国人からの人気が高まっています。
個人の嗜好に正解はないので、思ったことを伝えるスタンスでOKです。
香りや味わいは何か別のものにたとえると、相手に伝わりやすくなりますよ。