本記事の内容
- 桜顔、蔵元に関する情報
- 桜顔 特別純米酒 五割五分磨きを飲んだ感想
- 飲んだあとの個人的評価
記事の信頼性
夜は毎日1合たしなみ、舌を鍛えつつゆるく生きています。
国際唎酒師が選ぶ日本酒!銘柄100種類の旅ノート4【桜顔】
先日、僕はこんなツイートをしました。
【日本酒】桜顔 特別純米酒(5段階評価)
甘味:2
酸味:4
苦味:2
旨味:4
総合:4穏やかで滋味ある味わい。甘味と苦味は少なめ、酸と旨味がゆっくり前に出てきます。いい意味で特徴がなく、たいがいの料理に寄り添い引き立てるお酒。
ブログで詳しく解説します#日本酒 #純米酒 #桜顔 pic.twitter.com/mdABvtZ7Km— かず@TOEIC900超え (@kaz_toeic950) May 14, 2020
日本酒の旅ノート4は、「桜顔」について解説します。
日本酒の銘柄「桜顔」:1分解説
『桜顔』は、岩手にある(株)桜顔酒造が造る日本酒です。
北上川が流れる自然豊かな大地で、南部杜氏が醸す盛岡のお酒です。
南部杜氏とは
岩手県石鳥谷町を拠点とする日本三大杜氏の1つ。
杜氏は372名と日本一、蔵人を含めるとおよそ1300名の集団です。
名前の由来は、飲むと顔がほんのり桜色になるお酒。とても素敵な名前ですよね(^_^)
購入したのは特別純米酒 五割五分磨きです。
岩手県産米を55%まで磨き、吟醸酒と同じ低温発酵で醸造した特別純米酒です。
使用酵母は岩手県の純米用酵母「ゆうこの想い」を使用しています。
五割五分とは
周りを削って55%にした米を使っているという意味です。
米は外側にタンパク質や脂質が多く存在し、アルコール発酵のもとになるデンプンは内側に多く存在します。
蔵元情報
蔵元は桜顔酒造です。創業は昭和48年設立、岩手県盛岡市にあります。
盛岡駅から南東に車で15分の位置にあります。
県内10蔵の蔵が統合して誕生しました。岩手県産の酒造好適米(吟ぎんが、吟おとめ)と食用米(ひとめぼれ、いわてっこ)を主に使っています。
地元の南部杜氏と蔵人たちで醸しています。
名称 | 桜顔酒造 |
創業 | 1973年 |
住所 | 岩手県盛岡市川目町23-18 |
電話番号 | 019-622-6800 |
年間数量 | ‐ |
日本酒の銘柄:桜顔 特別純米酒 五割五分磨き
今回購入したお酒です。(一升瓶)
上からのアングル。キャップ には『桜顔』の文字が印字されています。
裏ラベルです。
まずは常温で
見た目は澄んだ透明。爽やかな香りが控えめにします。
1口目。
口に入れた瞬間は穏やか。薄いベールをまとっているよう…味を感じるまでに一瞬間があります。
甘味と苦味は少なめ、酸と旨味がゆっくり前に出てくる味わい。
燗映えしそうな雰囲気を感じます。
燗酒でゴクリ
蒸し鶏とねぎの生姜ソースと一緒に上燗(45℃)でひとくち。
「あぁ」と思わず声が漏れる滋味あふれる味わい。
なんていうか…いい意味で尖っていない。だいたいの料理にそっと寄り添ってくれそうな印象です。
印象を言葉にするのに、おちょこ3杯傾けました(^_^;)
たとえるならみそ汁のような存在。
その滋味の深さは食事トータルの満足度を上げてくれます。
「特徴的な味ではなく、飲めば飲むほどうまく感じる」、そんなお酒です。
銘柄 | 桜顔 特別純米酒 五割五分磨き |
産地 | 岩手県 |
種類 | 特別純米酒 |
精米歩合 | 55% |
原料米 | 岩手県産米 |
日本酒度 | +1.0~2.0 |
酸度 | 1.1~1.3 |
アミノ酸度 | - |
酒母 | 速醸 |
アルコール度数 | 15度 |
製造年月 | 2020年2月 |
杜氏 | - |
Amazon公式サイト | 2,017円(720ml)3,053円(1,800ml) |
日本酒の銘柄「桜顔 特別純米酒」5段階評価
滋味あふれる、旨みの深い純米酒。
ファーストインパクトは薄いですが、料理を選ばない食中酒です。
開栓後、空気と混ざることによって丸みを帯びていき、このお酒の本領が発揮されます。
というわけで、今回は以上です。
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