国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート8【久礼】

シェリー

日本酒銘柄100種類の旅ノート。白木久の次は？

『久礼』を紹介するよ

かず

本記事の内容

記事の信頼性

かず

この記事を書く僕は、2016年1月に国際唎酒師を取得しました。
夜は毎日1合たしなみ、舌を鍛えつつゆるく生きています。

国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート8【久礼】

一昨日、僕はこんなツイートをしました。

【日本酒No.8】久礼 辛口純米（5段階評価）

甘味：0
酸味：4
苦味：2
旨味：2

酸味4はドライ感です。乳酸やクエン酸とは違います。「ドドッ」と分厚い辛口の後にかたい旨味が感じられます。強いドライ感の中に旨味の種がある。温めると開くかも…
明日のブログで詳しく解説します#日本酒 #久礼 pic.twitter.com/YrOST8O2Br

— かず@TOEIC900超え (@kaz_toeic950) May 31, 2020

日本酒の旅ノート8は、「久礼」について解説します。

日本酒の銘柄「久礼」：1分解説

今回紹介する日本酒は『久礼 辛口純米』です。

馴染みの酒屋さんが量り売りをしており、500ml残っていたところを頂きました。

かず

実際はもっとあったのに『500ml価格でいいよ』と^^また買いに来ますね

高知県産の酒造好適米「吟の夢」と四万十川の伏流水で醸されています。

日本酒の銘柄「久礼」：蔵元情報

蔵元は西岡酒店造株式会社です。

1781年創業、高知県の中西部にある中土佐町久礼という港町にあります。

四万十川伏流の湧き水を使ったこだわりの酒造りで、全国新酒鑑評会で金賞を受賞したこともある蔵です。

年間生産量は600石。そのうち半分弱が地元で消費されています。関西よりむしろ関東の方が流通しています。

かず

土佐の酒といえば「スッキリ辛口」ですが、この久礼はどうなんだろう…

詳細データ

日本酒の銘柄：久礼 辛口純米を飲んだ感想

背面と上から見た写真です。

持参した4合瓶（720ml）で量り売り購入しました。

かず

カツオの一本釣りで有名な土佐の地酒。やっぱり淡麗辛口なのかな～

まずは冷酒で

香りはほとんどありません。

「ドドッ」とぶ厚い辛口の後にかたい旨味が感じられます。強いドライ感の中に旨味の種がある、でもそれは「開いていない小粒」のようなイメージです。

かず

常温か温めるとこれが開くかも

次は常温で

かず

『ドドッ』ときてたドライ感が後ろに引きました。淡麗から後味にかけてドライな味わいが盛り上がります。
旨味の粒は開かない…というか粒感はなくなりました。開いてるのかな？

燗酒でゴクリ

熱燗（45℃）にしました。

かず

うんま～完全に開いた♪

尖ったドライ感と旨味が完全に調和して、じんわり染みわたる酒です。

かず

いやーそれにしてもうまい。今まで飲んだ土佐の酒の中で1番ふくらみのあるお酒。酸がまるで生きているように、のびのびと躍動する。

詳細データ

日本酒の銘柄「久礼 辛口純米」5段階評価

冷酒だとドライな辛口。燗にすると、酸と旨味のが驚くほど調和します。

というわけで、今回は以上です。