国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート45【唯々】

シェリー

日本酒銘柄100種類の旅ノート。浪乃音の次は？

『唯々』を紹介するよ

かず

本記事の内容

記事の信頼性

かず

この記事を書く僕は、2016年1月に国際唎酒師を取得しました。
毎日1合たしなみ、舌を鍛えてますよーー！

国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート45【唯々】

先日、僕はこんなツイートをしました。

「唯々 山廃 特別純米酒 無濾過生原酒」を買いました。滋賀の地酒です。
「滋賀って地酒あるんや〜」と思うかもですが、日本酒ファンなら滋賀のレベルを知っています😊米も水もいいんです🌾その中で玉栄を使った山廃生原酒。どっしりかな？温度別に飲んだ感想を記事にします✨#日本酒 #唯々 pic.twitter.com/WjVq750bFe

— かず@TOEIC900超え (@kaz_toeic950) September 20, 2020

日本酒の旅ノート45は、「唯々」について解説します。

日本酒の銘柄「唯々」：3分解説

唯々は、滋賀県の地酒です。

「滋賀県は琵琶湖でしょ！？」と思った人、正解です！！正解なんですが、琵琶湖以外にも近江米や近江牛など食の発信地でもあります。

美味い米が作れるなら水がいい。なので、日本酒のレベルも高いんですね。「不老泉」や「浪乃音」、「喜楽長」など全国的に有名な銘柄が多くあります。

そんな中、今回ご紹介するのは「唯々 山廃 特別純米酒 無濾過生原酒」です。

かず

分解して順番に解説します

酒米は玉栄を使用

「玉栄って何やねん」って突っ込んだ人、正常です！！そんなことを知っている日本人は全人口の2%ほどでしょう。

玉栄とは酒米のブランド名です、全国で年間約400トン栽培されています。

日本酒の銘柄「唯々」：蔵元情報

1805年創業、竹内酒造株式会社が蔵元です。

大津駅から東に30分強走った石部にあり、150年続く老舗蔵です。比叡山から吹く寒風の比叡山おろし、鈴鹿山麓から流れ出る伏流水が有名です。この地で醸す日本酒は、江戸時代から多くの旅人に愛され評判を得ていました。

代表銘柄は「香の泉」

もともと「香の泉」という銘柄を醸しており、「唯々」は2014年に立ち上げた銘柄です。ブランドコンセプトは、『ただただ ひたすらに ひたむきに』。美味しい純米酒を目指す限定流通ブランドです。

■ブランド戦略

かず

とはいえ生産量100石の小さい酒蔵なので、全国発信といっても流通量は限定的です。

若手の能登杜氏が醸す

杜氏の中村尚人氏は、能登杜氏として伝説の杜氏と評される農口尚彦氏のもとで修業した若手杜氏。

中村尚人杜氏は、農口氏の酒を飲んで感動して、26歳のとき未経験で同氏のもとに飛び込んだそう。農口イズムを継承する中村杜氏が竹内酒造に来てもうすぐ6年目。色々な米や酵母にチャレンジし、造りたい酒を目指しています

「唯々 山廃 特別純米酒 無濾過生原酒」を飲んだ感想

ジャケ写真です。

茶色の瓶に同系色のラベル。無濾過生原酒なので『要冷蔵』です。

キャップの写真です。

かず

無濾過生原酒なので、冷酒と涼冷え（15℃）で飲み比べてみたいと思います。

冷酒でいただく

ヨーグルトのような乳製品の香りが穏やかにします。色は淡黄色。ひと口いってみます。

かず

うわーめちゃくちゃジューシー。太い甘味とフレッシュな酸がギュッと濃縮された味です。しっかりしたボディ感があります！！

次は涼冷え（15℃）で

ひと口いってみます。

かず

どっしりと濃い味わい！！ですが、冷酒と違ってグレープフルーツのような苦みが最後に感じられます。苦味が加わることで、全体のバランスはむしろ良くなってます。

詳細データ

「唯々 山廃 特別純米酒 無濾過生原酒」の個人的評価【5段階】

一言でいうと「濃いジューシーなお酒」、味わいにあだ名をつけると「マッチョなシャインマスカット」です。

アタックが力強いので、豚の角煮など味の濃いものに合わせたいです。

■向いている方

というわけで、今回は以上です。