国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート22【天寶一】

シェリー

日本酒銘柄100種類の旅ノート。梅乃宿の次は？

『天寶一』を紹介するよ

かず

本記事の内容

記事の信頼性

かず

この記事を書く僕は、2016年1月に国際唎酒師を取得しました。
毎日1合たしなみ、舌を鍛えてますよーー！

国際唎酒師が選ぶ日本酒！銘柄100種類の旅ノート22【天寶一】

先ほど、僕はこんなツイートをしました。

「天寶一 夏潤 SPICY純米」を買いました。販売時期が6-7月の限定品。「スカッとした夏酒」がコンセプトです。山田錦を55%まで磨き、超軟水で仕込んだ純米酒。ジャケのひまわりがいい感じ^^飲んだ感想を今夜ブログにアップします。#日本酒 #純米酒 #天寶一 pic.twitter.com/sjuQ36kzHC

— かず@TOEIC900超え (@kaz_toeic950) July 25, 2020

日本酒の旅ノート22は、「天寶一」について解説します。

日本酒の銘柄「天寶一」：3分解説

天寶一は、広島県の地酒です。岡山に近い福山市という所で造られ、福山市唯一の酒蔵です。

今回紹介するお酒は、「天寶一 SPICY夏潤　純米酒」です。

かず

暑い夏にスカッと飲みたいお酒。冷酒で飲むお酒です。

■「天寶一 SPICY夏潤　純米酒」の特徴

仕込み水は超軟水

天寶一の最大の特徴は超軟水の仕込み水です。岩盤を2つ超えた地下200メートルの地下水を用いています。

究極の食中酒を目指す

特徴的な超軟水を活かし、ほぼ手作業で米の味わいを最大限に引き出していきます。

目指すはどんな料理にも合う究極の食中酒。やわらかな酸とフレッシュなキレが料理の味を引き立て、特に瀬戸内の魚との相性は抜群です。

福山市で最も憧れる企業を目指す蔵

「地元で憧れるNo.1企業でありたいと考えています。」

このようなビジョンをもつ酒蔵は少ないのではないでしょうか？伝統的な酒造りを継承しつつ、重労働を軽減する目的で設備投資をする。そして次の世代が引き継いでいく。そのために、まずは地元に愛される酒であり酒蔵であることを大事にしている蔵です。

日本酒の銘柄「天寶一」：蔵元情報

1910年創業の株式会社天寶一が蔵元です。福山市で唯一の酒蔵です。

株式会社天寶一の特徴

目指す酒にはっきりしたコンセプト

「和の食材、食文化を最大限に生かす名脇役」をコンセプトに、究極の食中酒を目指しています。

香りが立ち、酒が個性を主張する最近流行りの日本酒とは反対方向に進む。それ単体では際立った特徴がない一方、食事に寄り添い、食事とともに杯を重ねて旨味が増していくお酒です。

7割以上が本醸造以上の特定名称酒

天寶一の年間生産石は約700石、そのうち500石は特定名称酒です。

地酒専門店だけに流通を限定

醸造されたお酒は冷蔵管理で貯蔵され、出荷時の品質を最高の状態で保ちます。

天寶一は、その状態のまま顧客へ提供したいと考え、商品管理が行き届いた地酒専門店だけに流通を限定しています。

「天寶一　SPICY夏潤　純米酒」を飲んだ感想

ジャケ写真です。

夏酒らしいひまわりのジャケ。正面に「Spicy」と書かれています。

かず

「Dry」じゃなく「Spicy」なんですね

キャップの写真です。

冷酒でいただく

色は透明、ラムネのような香りですがとても控えめです。ひと口いっていみます。

かず

んーースッキリ爽やか！！ほんとラムネのよう^^

たとえるなら、蒼い空に緑の草原が風にサラサラ揺れているイメージです。カラッと晴れた夏のある日の光景が浮かびました。

飲みやすく、そしてドライ。「アルコール度数が低いからかな？」と思ってみてみると15度とふつう(^^;)

後からラムネを思わせる爽やかな味わいです。

詳細データ

「天寶一　SPICY夏潤　純米酒」の個人的評価【5段階】

一言でいうと、「スカッとした夏酒」です。セミが鳴く暑い夏に冷やしてキリッと飲むと爽快ですね^^

かず

■向いている方

というわけで、今回は以上です。