「留学は人生を変える!」って聞いたことありませんか?
英語学習者の心をグッと鷲づかみにするこの言葉。でも鵜呑みにすると思わぬ落とし穴に嵌まります。
本記事の筆者は留学経験をもつアラフォーです。自身の経験に基づいて解説します。
◆もくじ
1. 「留学で人生が変わる」という言葉の罠とは?
2.留学は人生を棒にふるのか?
3. 留学前にすべきこと
4. まとめ
「留学で人生が変わる」という言葉の罠とは?
本気の英語学習者が、1度は考える留学。
「留学で人生が変わる!」と思って行っちゃうと、見事にヤラレます(^_^)/~
なぜなら、これ完全な言葉足らずで、正しくは「ある程度話せる状態で留学すると、人生が変わる」だと思います。
留学時の英語レベルってとても重要です。会話レベルが低いのに留学すると、英語学習以前に日常生活そのものがとても大変です。
たとえば、日本で引っ越すことを想像してみてください。
知り合いゼロ、初めて踏むの地で自分の生活をつくっていきます。その時、言葉が通じないと、とんでなく大変だと思いませんか?
私は最初、相手が3秒以上話すともう何を言っているのか分かりませんでした。何回も訊きかえすと雰囲気が悪くなるので、3回が限界、あとは推測です。
こんな感じかなって聞き取れた時でも、自分の理解を相手に確認することができなかったので、合っているのかとても不安でした。
スピーキングはさらに苦手で、話がすぐ途絶えて沈黙になります。
すごく気まずいので、会う前に話すネタを何個か考えて、それを小出しにして間を埋めていました。
日常生活でこんな感じなので、たとえば銀行で口座開設をした時などは、全く聞き取れませんでした。
今振り返ると、会話能力が低かったことが原因だと思います。
留学は人生を棒にふるのか?
かといって、留学が無駄だったかというと、そうではありません。
留学することで得られるものがあります。
英語で暮らす生活環境
起きてる時間は英語なので、やはり上達スピードが速いです。
最初は脳が疲れて夜8時にはベッドの上でしたが、だんだん慣れてきて4ヶ月目で変化がありました。英語を英語で理解できるようになり始めました。
脳での英語処理速度が上がり、次第にネイティブのスピードに処理が追いつくようになっていきました。
ちなみに、留学先で日本人グループに属すとダメですよ。しゃべれず帰国して留学経験を隠している人、いっぱいいます(笑)
英語以外の学びがある
英語を学ぶ為に色々な国籍の人が集まるので、お国自慢や自国の歴史を話す機会が結構あります。
当時、私は歴史に興味がなく、愛国心もない人間でした。英語が話せれば、日本が沈没しても食っていけると考えていました。
日本について聞かれても、全く話せなくて・・・とてもみじめな思いをしました。
そこから図書館に通い、日本の歴史について英語で勉強し始めると、日本の為に生きた多くのすばらしい祖先がいることを知りました。
1年後には、愛国心に満ち溢れた日本人が完成されました(笑)
生活力がつく
外国で生活するとめちゃくちゃ生活力がつきます。
知らない土地、人、文化で自分の居場所を少しづつ作っていく作業を無意識に行い、それが積み重なると、自然と生活力がある人間になっています。
核は日本人、果実は異文化が少し混じって味が少し変わるイメージです。
「人と違うね」って言われると嬉しい、他人と同じはつまらない価値観が芽生えます。
留学は単なる英語スキルだけでなく、人間形成、個性に影響を与えます。
留学前にすべきこと
留学前にリスニングとスピーキングスキルをある程度上げておくと、より濃密な留学生活を送ることができます。
TOEICを受ける
目標を持ってTOEICに取り組むことで、英語力は上がります。
特に、リスニングパートの学習は、スピーキングにも効果があります。
人は聞けないと話せないですし、聞ける音しか発音できません。
少し大きな本屋さんに行けば、TOEIC対策の本は掃いて捨てるほどあります。
英会話スクールに通う
実際に会話するので、アウトプットの機会を得られます。
色々なスクールがありますが、私はオンライン英会話をオススメします。理由は圧倒的なコスパです。
オンライン英会話に抵抗がない人は、オンライン英会話一択です。
ぼくはレアジョブを受けていますが、いろいろなスクールの無料体験レッスンを受けてみたらいいと思います。
まとめ
留学で人生は変わりませんが、人生を変えることはできます。
全ては自分次第です。留学を考えている人の成功を心から祈っています。
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