このような疑問にこたえます。
本記事の内容
- 【短期留学】英語上達には短すぎる
- 「留学したら英語が身につく」は錯覚
- 脳みそが英語脳に変化し始める目安は1,000時間
記事の信頼性
本記事は自身の経験をもとにわかりやすく書きました。
【短期留学の罠】英語話せない理由を3つ解説します(長期留学経験あり)
夏休みや春休みを利用して短期留学する大学生っていますよね? 経験が得られるので全否定はしませんが、3つの理由からおすすめしません。
英語脳になる前に帰国
1ヶ月の短期留学ではぶっちゃけ短すぎます。
日本語を封印して英語の生活を送っていると、物事を英語で考えるようになります。 たとえばお腹が減った時で説明すると、
- 日本語脳:空腹の概念が浮かぶ→『お腹減ったなぁ』と言語化→『I’m hungry.』と変換
- 英語脳:空腹の概念が浮かぶ→『I’m hungry.』と言語化
つまり英語脳とは、概念がダイレクトに英語化される脳みそのことです。 僕の経験上、これが明確に起こり始めたのが留学4ヶ月目でした。
1ヶ月目はクタクタになってホームステイ先に帰宅→19:30に寝る生活でした。
改めて長期で行きたくなる
異文化に触れた刺激と英語力が上達しない状態で帰国するので、「次は長期留学しよう」という流れになります。 もちろん全員ではないですが、短期留学した人はだいたいまた留学するんですよね。
それなら始めから長期留学に行っとけば、お金も時間もムダにせずに済みます。
とはいえ、お試しで短期留学することは否定しません。ただし、「英語力の上達は期待しないで」ということです。
留学自体が目的になる
「なぜ留学をしたいのでしょうか?」 もともとは、この答えの手段として留学を考えたはずです。
それがだんだん留学自体が目的になると、行くことで目的達成となります。 こうなると極端な話、10回短期留学しても英語力は大して伸びません。
少なくとも、思い描いている程は絶対に伸びないです。
僕は、現地で日本人だけで集まる学生を何人も見てきました。 単なる思い出作りや記念ならいいですが、帰国して履歴書に書けるレベルにはならないんですよね。
留学すると英語が話せるようになるという錯覚
よくある話で、「留学したら英語が身につく」と思っていませんか?実はこれは錯覚です。
留学経験者を隠す人が一定数いる
「いや留学してたって英語上級者、周りにいますよ!」って言う声があるかもしれません。 それはその通りなんですが、実は英語が身につかず帰ってきた留学経験者は隠すんです。自身の留学経験を。
実は留学経験者って想像以上に多く、毎年約14%増え続けています。(2017年:約6万6千人)
その中で真面目に英語を勉強した人だけが留学経験を語るので、見かけ上『留学=英語習得』になっているだけなんです。
短期留学で話せず帰国→黒歴史として封印する人はわりといます。
英語が堪能な留学経験者はガッツリ勉強している
一方、真面目に英語学習に取り組んだ人は、飛躍的に話せるようになって帰ってきます。そんな人たちは、共通してストイックに勉強しています。
僕の知り合いで、『カナダのトロントに5年住んでいるのに英語が話せない』って韓国人がいました。TVは母国語で観て、遊ぶのはいつも韓国人。こんな生活じゃいくら海外に住んでも伸びないですよね。
僕がカナダで1年半留学した経験と感想
脳みそが英語脳に変化し始めるには、1,000時間が必要です。なぜなら、僕が変化を実感したのは留学4ヶ月目に入ったころでした。
僕は会社員を辞めて留学しました。学生のように帰る場所(大学)はなく、「帰国後、ちゃんと職に就けるだろうか?」という漫然とした不安から起きている時間は常に英語に触れる生活を送っていました。
- 外を歩く時:携帯ラジオで英語を聴く
- 地下を歩く時:録音した英語を聴く
- 電車の中:英字新聞を読む
留学1ヶ月~3ヶ月目
最初の3ヶ月は正直マジで辛かったです。リスニングが赤ちゃんレベルだったので、何回も聞き直していました。
銀行口座を作る時は言ってることがサッパリ分からず、心拍数が200超えてました(^_^;)
「リスニング力を上達したい!」と日本人グループには交わらず、日本語は家族や恋人と電話する時だけ使う生活でした。 ホームステイ先に帰ってくると脳みそがクタクタ…19:30にベッドで寝落ちしていました。
留学4ヶ月目~
ある日、「あれ!? 今日めっちゃ聴ける!」という日がやってきました。しかし、翌日にはまた戻って「昨日はマグレか」と思うと、また1週間後に聴ける日が来る。
その間隔が5日→3日→1日とだんだん短くなっていきました。
その後、2日連続→5日連続となっていき、半年過ぎると「そういえば、以前は話せない日を数えてたなぁ。」と、意識しなくなっていました。
この頃から夢は英語でみていました。
【短期留学の罠】英語話せない理由を3つ解説します(まとめ)
- 学校の休みを利用した短期留学では期間が短すぎる
- 「留学したら英語が身につく」は錯覚
- 脳みそが英語脳に変化し始めるには、1,000時間が必要
短期留学で英語の上達は正直期待できません。得られるものは『経験』です。
というわけで、今回は以上です。
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