本記事の内容
- 「くどき上手」についてざっくり解説
- 「くどき上手 辛口純米吟醸」を温度別に飲んだ感想
- 「くどき上手 辛口純米吟醸」の個人的評価
記事の信頼性
毎日1合たしなみ、舌を鍛えてますよーー!
国際唎酒師が選ぶ日本酒!銘柄100種類の旅ノート35【くどき上手】
先ほど、僕はこんなツイートをしました。
「くどき上手 辛口純米吟醸」を量り売りで買いました。山形の地酒です。この蔵は「ばくれん」という日本酒度+20の大辛口も出してます。味の方向性は何となく想像つきますが、この酒は旨味がのってるそう。辛口と旨味は普通矛盾するのに?感想を今夜ブログにアップします#日本酒 #純米酒 #くどき上手 pic.twitter.com/LjQDzKFeqQ
— かず@TOEIC900超え (@kaz_toeic950) August 25, 2020
日本酒の旅ノート35は、「くどき上手」について解説します。
日本酒の銘柄「くどき上手」:3分解説
くどき上手は、山形県の地酒です。
山形といえば幻の酒と呼ばれた「十四代」が有名ですが、楯野川や上喜元、出羽桜など全国的に有名な銘柄がたくさんあります。
そこで、今回ご紹介するのは「くどき上手 辛口純米吟醸」です。
ポイントは仕込み米!!
辛さと旨さはふつう対立します。辛さを出すならアルコール発酵を進める製法をとり、一方旨味をのせるならアミノ酸をお酒に残すことを考えます。
「くどき上手 辛口純米吟醸」は日本酒度+10とかなり辛口ですが、旨味を十分に出しています。
雄町とは
山田錦が細くてキレイな味なのに対し、雄町は太くて厚みのある味わいです。アミノ酸が多くややもすれば重くなりがちだが、しっかりした旨みと酸を出すのが蔵元の腕の見せどころ。
この雄町を50%まで磨いており純米大吟醸を謳えるレベルですが、表記はあえて純米吟醸としています。
酵母は小川10号酵母を使用
10号酵母とは
他の酵母に比べて酸が少なく軽快な酒質が特徴です。分離者の小川知可良氏の名前をとって小川10号酵母ともよばれます。
日本酒の銘柄「くどき上手」:蔵元情報
亀の井醸造株式会社が蔵元です。
1875年創業、庄内平野の奥まった所にあり、清らかな水と新鮮な空気に恵まれた穀倉地帯です。
- くどき上手は約1,300石全量吟醸仕込み
- 平均精米歩合:47.8%
- 貯蔵用に200坪以上の冷蔵設備
- 出荷直前まで全ての製品を冷蔵管理
「くどき上手」銘柄の由来
戦国時代に大きな勢力を持った武将の人物像がヒントになっています。勢力を拡大するには単なる戦上手ではなく、人を説き伏せたり口説いて心を開かせる人物でした。そこから、「くどき上手」という銘柄が生まれました。
名称 | 亀の井酒造株式会社 |
創業 | 1875年 |
住所 | 山形県鶴岡市羽黒町戸野字福ノ内1 |
電話番号 | 0235-62-2307 |
年間数量 | 一升瓶換算で13,000本 |
「くどき上手 辛口純米吟醸」を温度別に飲んだ感想
ジャケ写真です。
緑の瓶に浮世絵のラベル。亀の井酒造のシンボルですね。
冷酒でいただく
マスカットのような上立ち香。ひと口いっていみます。
続いて凉冷えで♪
かぼちゃのグラタンと合わせました。ひと口いってみます。
詳細データ
銘柄 | くどき上手 辛口純米吟醸 |
産地 | 山形県 |
種類 | 純米吟醸酒 |
精米歩合 | 50% |
原料米 | 雄町100% |
日本酒度 | +10 |
酸度 | 1.2 |
アミノ酸度 | - |
酒母 | 速醸 |
アルコール度数 | 16.8度 |
製造年月 | 2020年7月 |
杜氏 | 今井 俊治 |
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「くどき上手 辛口純米吟醸」の個人的評価【5段階】
- 甘味:☆☆☆
- 酸味:☆☆☆☆
- 苦味:☆
- 旨味:☆☆
一言でいうと、「旨味がのったキレるお酒」です。冷やすと米由来の甘味を感じ、涼冷え(15℃)あたりでキレとのバランスが調和します。
■向いている方
- 辛口好きの方
- ドライ一辺倒ではなく、ふくよかな味わいとのバランスを良しとする方
というわけで、今回は以上です。
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