少し前、僕はこんなツイートをしました。
投資信託か米国ETF、積み立てるならどっち?
僕は今まで投資信託を積み立てていましたが、同じ種類の米国ETFなら手数料が1/3になることを知りました。
そこで、果たしてどっちがいいか比較してみようと勉強を始めたのですが、一長一短ありますね。得た知識についてブログでちょっと公開します😊#投資— かず@TOEIC900超え (@kaz_toeic950) November 4, 2020
僕は今まで投資信託を積み立てていましたが、同じ種類の米国ETFなら手数料が1/3になることを知りました。
そこで、果たしてどっちがいいか比較してみようと勉強を始めたのですが、一長一短ありますね。得た知識についてブログでちょっと公開します😊
今回は、このツイートを深掘りします。
米国ETFと投資信託を項目ごとに比較して、結果をわかりやすい表にまとめました。比較方法として、それぞれの人気銘柄を下記のとおりピックアップしました。
- 米国ETF:バンガード S&P500 ETF(VOO)
- 投資信託:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
【2020年11月】米国ETFと投資信託をガチ比較!【比較表あり】
結論からいえば、大きな違いは3つあります。
- 手数料
- 配当金の再投資
- 税金
順番に解説します。
手数料
インデックス投資の成功のカギは、手数料に敏感になることです。両者の手数料を比較すると、バンガード S&P500 ETF(VOO)の方が1/3のコストですみます。
- バンガード S&P500 ETF(VOO):0.03%
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500):0.09%
たとえば銀行や証券会社の窓口に行くと、手数料1%とか2%とかふつうに勧めてきます。そんなボッタクリ投資信託と比較すると、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)でも1/10コストと十分低いレベルです。
ETFの手数料が安い理由は、株式のようにその時の市場価格で買うことができるからです。
一方でeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、みんなから集めた資金を管理する業者が入るので、その会社に払う分の手数料がかかります。投資信託の手数料は競争により下がってきていますが、仕組み上、どうしてもETFよりは高くなります。
配当金の再投資
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、自動で再投資を行ってくれます。
一方、バンガード S&P500 ETF(VOO)は証券口座に入ってくる配当金を自分で再投資する必要があります。
税金
換金する際、どちらも約20%の税金がかかります。
バンガード S&P500 ETF(VOO)の配当金には、米国で約10%の税金がかかったあとに国内で約20%課税されます。配当金を自分で再投資する際、投資信託より余計な税金を払っている分、複利効果は弱まります。
とはいえ、確定申告により、米国で課税される10%は取り戻すことができます。
■ここまでを比較表にまとめます。
投資信託 | 米国ETF | |
手数料 | 0.09%~ | 0.03%~ |
配当金の再投資 | 自動 | 手動 |
税金 | 国内課税20% | 国内税率20% 配当金は現地課税10%後、国内課税20% |
【米国ETFと投資信託の比較】結局どっちがおすすめ?
「違いは分かった。けど、まだ決められない・・・」という人向けに、タイプ別の解説します。
投資額が少額、初心者
3つの理由から、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)をおすすめします。
- 購入手数料が無料
- 月100円から積み立てられる
- 配当が自動で再投資され、複利効果が最大となる
バンガード S&P500 ETF(VOO)は1株30000円程する一方、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は100円から買えます。
自分の予算に合わせて毎月買っていけば、ドルコスト平均法により価格が平均化されます。
資産構築が目的
資産の拡大を目指すなら、配当金をもらわず自動再投資されるeMAXIS Slim米国株式(S&P500)をおすすめします。
複利を最大限に活かせるメリットを享受する戦略です。
キャッシュフロー構築が目的
キャッシュフロー拡大を目指すなら、配当金が出るバンガード S&P500 ETFをおすすめします。
【米国ETFと投資信託の比較】ぼくが出した結論
結論からいえば、「両方やる」です。
- つみたてNISA:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- 上記以外:バンガード S&P500 ETF
資産構築だけなら投資信託をコツコツ買うが最適解ですが、出口戦略を考えた結果、米国ETFも買うことにしました。
米国ETF、投資信託の出口戦略
ぼくの目標は「10年で経済的独立を目指す」です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)で達成した場合、毎月売却して換金していくことになります。 資産をお金に換えるということは、金の卵を産むニワトリを自分で食べていくということです。
一方、米国ETFであれば配当金という金の卵が毎月入ってくるので、金の卵を産むニワトリを食べずにすみます。
「いや、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を低率で切り崩していけばイイやん?」と思うかもしれません。実際、その解を否定するつもりはなく、うまくいく可能性も十分あると思います。
とはいえ、後期高齢者になった場合、はたして適切な判断ができるか?と問うと、ちょっと不安なんです。特に、切り崩し中に大暴落が起こった場合、資産が一気に50%になってしまうリスクがあります。
そんな状況下において、おじいちゃんの僕は冷静に対処できるか心配です。いや、むしろできないと思っています。
【2020年11月】米国ETFと投資信託をガチ比較!【まとめ】
- 投資初心者、少額の積み立て:投資信託
- 投資目的が資産構築:投資信託
- 投資目的がキャッシュフロー構築:米国ETF
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)、バンガード S&P500 ETFとも信託手数料は0.1%以下と格安です。分からなければ、まずは投資信託から始めてみて、学びながら米国ETFにもチャレンジしてみてもいいかなと思います。
大切なことは、ブロガーやYouTuberの意見を鵜吞みにせず、自分で判断して投資することです。
そうでないと、暴落が起きた時、狼狽売りしてしまうからです。自分なりの根拠や信念があるからこそ、暴落相場が来てもグッと耐える、耐えるだけでなく淡々と買い増すことができると、僕は思います。
とはいえ、最初は何も分からないので、僕の情報だけでなく色々な情報発信者の意見をインプットするところから始めて、それらの情報から自分の投資方針を固めていってください。
というわけで、今回は以上です。
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